ハルシオンはヤバイのか? ファイザー自主回収

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【ファイザー】「ハルシオン0.125mg錠」を回収‐溶出時間に問題

ファイザーは25日、睡眠導入剤の「ハルシオン0.125mg錠」(一般名:トリアゾラム)を回収すると発表した。自社の調査で溶出時間が遅い製剤が発見されたため。回収されるのは、今年4月25日以降に出荷した全てで、回収対象は3600万錠に上るという。同社は、「吸収の遅れが生じる可能性が考えられるが、含有量は規格内であり、治療上に大きな影響はない」としている。ただ、自主回収によって同剤の供給が非常に困難な状況となった。

 同社によると、賦形剤の製造委託先が製造所を変更したため、安定性試験を実施していたところ、溶出試験で溶出時間が遅いことが確認された。0.25mg錠については問題がなく、回収対象にはならない。
(内容を保つように編集済み)


クリスマスの25日、睡眠導入剤ハルシオンの製造販売元、ファイザー製薬から自主回収の発表がありました。

うつ病、うつ-ハルシオン
回収対象となるのはこちらの包装のもの。俗に言う「金のハルシオン」です。

ハルシオン(成分名トリアゾラム)は「入眠障害」、すなわち布団に入っても寝付けない人向けの超短時間作用型睡眠薬です。
ハルシオン遊びなどで悪名高い薬ですが、個人的には翌朝眠気が残らず、仕事していたときにありがたかったなあという感があります。

このニュース、あるいはこれに関するブログ記事などに「え、これ飲んだらヤバイの!?」「自分これ飲んでるけど供給されなくなっちゃうの?」という不安のコメントが見られます。
でも、慌てるのはちょっと待って。

ファイザーによると、今回の回収は「溶出試験結果が不適合」ということです。
成分自体には問題ないとのことです。

どんな薬も、飲んでからすぐ効いてはきませんよね。
あれは薬がまるまる有効成分(効く成分)で出来ていないからなんです。混ぜ物を加えることで有効成分を胃酸から守ったり、飲みやすくしたりしているわけなんです。
その混ぜ物の入った薬から、有効成分が溶け出してはじめて効いてくるわけですが、その溶け出す時間も大体同じになるように混ぜ物の質を管理していなければなりません。
今回はその混ぜ物のメーカーが変わったために有効成分の溶け出す時間が遅くなった、すなわち効いてくるのがちょっと遅くなるかもという話なのです。


3600万錠という回収個数から、供給ストップを心配されている方もいらっしゃると思いますが、ファイザーは親切にもお薬変更用テンプレートまで用意してくれています。
さらに、トリアゾラムの後発医薬品はこんなにあります。薬価(1錠あたりの値段)とあわせて表を掲載します。
薬品名規格薬価後発メーカー
ハルシオン0.125mg錠12.3円-ファイザー
ハルラック錠0.125mg6.4円後発富士薬品
トリアゾラム錠0.125mg「EMEC」6.4円後発サンノーバ
パルレオン錠0.125mg6.4円後発大洋
ハルシオン0.25mg錠17.4円-ファイザー
アサシオン0.25mg錠7.4円後発長生堂
アスコマーナ錠0.256.4円後発日新
カムリトン0.25mg錠6.4円後発寿
トリアラム錠0.25mg6.4円後発小林化工
ネスゲン錠「0.25」0.25mg6.4円後発辰巳
ハルラック錠0.25mg7.4円後発富士薬品
パルレオン錠0.25mg6.4円後発大洋
ミンザイン錠0.25mg6.4円後発日医工
トリアゾラム錠0.25mg「TSU」6.4円後発鶴原
ミンザイン錠0.25mg6.4円後発日医工

(「おくすり110番」より)

詳しくは別の機会にお知らせしますが、うつ病に関しては、ジェネリック(後発)医薬品の処方は35%にとどまっているというデータがあります(高脂血症では66.6%)。
これを機にジェネリック医薬品嫌いの意識が少し変わって、薬代が減るかもしれません。

薬を飲み続けることに対する不安に加え、その薬に問題があるなどといわれるとパニックになってしまいそうですが、認知療法だと思って(?)冷静に前向きにニュースを見る癖をつけてもいいかもしれませんね。


本郷玖美

 

■寝てるだけじゃダメ!
いつも頭がぼんやりするのは
体内時計がずれてるからかも…?


  | 2006年12月29日 10:10  | トラックバック歓迎 (1)  | この記事をはてなブックマークに登録 - うつ病ドリル この記事をブックマークした人たちのコメント一覧 - うつ病ドリル

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