第9話「迷い道」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
セロトニン等の材料=アミノ酸を補給して、セロトニンとノルアドレナリンが増えるのを助けます。■セロトニンとノルアドレナリンの飲み物
私もあなたと同じく、どんよりした気分でした。歩き方をほんの少し変えるまで…
■Q1. ゆううつを自分で脱したい? Yes・No
製薬会社が配信中のうつ病啓発ドラマ 「スマイルズ・アゲイン」 レビュー 第9回
”ごめんね、もっと早く気づけばよかった、医者なのに、ごめんね”
登場人物
京子 | 城戸の会社の産業医。うつ病の社員と無理解な会社の間で奮闘する。 | |
城戸 | うつ病に理解のない人事部社員。 京子と衝突するうち、理解を示すように。 | |
佐々木 | 京子の先輩医師。京子に頼られ、うつ病の知識を伝授する。 |
あらすじ
城戸は上司からの頑張れコールを受け、すでにもう限界。一方、京子に泣きつかれた祖父は「城戸と今までのうつ病患者の様子が似ている」とアドバイス。京子はようやく城戸の精神状態の異変に気づきます。
会社を欠勤した城戸のマンションに京子が押しかけると、別人のように生気のなくなった城戸が現れます。京子は後悔の涙を流し、佐々木の診察を受けるよう城戸にうながすのでした。
今回のうつ病マメ知識 <これがうつ病の「きざし」>
ついに発覚した、城戸のうつ状態。初期の症状は、疲れとよく似ていて見のがされがちです。今回は、「初期のうつ状態によく見られる様子」をまとめてご紹介します(*1)。
<本人向け> 自覚できる異変
・疲れがとれない、疲れやすくてしかたがない、とにかくだるい
・よく眠れない、または寝過ぎる
・最近体重が減った
・食欲がわかない、またはひどく食べ過ぎる
・イライラし、動きが鈍くなった
・「自分はどうしようもない人間だ」「死んだ方がいい」と心によぎる
<周囲の人向け> 他の人が判断できる様子
・以前より動作がにぶく、表情に活気がない
・小さくボソボソしゃべるようになり、話の内容も悲観的になった
・食事の量が極端にへった、またはふえた
・最近急にやせた
・ちょっとしたことで急に怒り出す、あるいはイライラする
・妙に焦っているようだ
このような状態が続いていたら、うつ状態を疑うには十分。チェックリスト(*2)で今すぐチェックしてみましょう。様子を見るなら、期間はズバリ2週間(*3)。2週間経っても元のようにならないなら、迷わず医者にご相談を。
今回の小ネタ Pick up! <祖父の名言集>
京子が行きづまると、さりげなく深い言葉で解決のヒントを出す謎の人、京子の祖父。大ピンチの京子を救った今回も含め、彼の名ゼリフをチェックしてみましょう!
「人間が変わっちまったのか、社会がおかしくなってんのか、それとも、今まで問題にしてなかっただけなのか」(第1話)
「道化てても、心で泣いてる。だからピエロのほっぺたには、涙が書いてあるのかね」(第4話)
「お気楽に見えても、みんな一つは重たいものを抱えてるんだろう」(第7話)
「時として恋は、医者の目もくもらすのかもしれないな」(第9話)
うーん、シビれそう。そんな京子の祖父を演じたのは、坂本長利さん。なんと俳優歴約40年の大ベテランです。一人芝居「土佐源氏」の出前公演は国内・海外含め1084回を数え、かつてはあの「日活ロマンポルノ」へも多数出演。なるほど、彼の言葉が生みだす重みは、幅広い芸の歴史の賜物だったんですね。
(佐藤未果)
この記事はシリーズ連載です
| 全体紹介 | 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 | 6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
■医療アドバイザー・北島先生からコメントを頂きました
*1 参考:よくわかるうつ病のすべて p.43-54, p.121-124, p.311-317 (2005,永井書店)
*2 リンク先:ベックうつ病調査表(Beck Depression Inventory, BDI)。
認知療法の創始者、精神科医のアーロン・T・ベック博士が作成した
信頼性の最も高いうつ評価尺度の一つ。
*3 いやな気分よ、さようなら -自分で学ぶ「抑うつ」克服法- 第2版 p.17 (2004, 星和書店)
■寝てるだけじゃダメ!
いつも頭がぼんやりするのは
体内時計がずれてるからかも…?
| | 2006年07月22日 11:09 | | トラックバック歓迎 (0) |
|
|
似ている記事
■(講演レポート)「精神疾患への新しい考え方 〜栄養アプローチの理論と実際〜」■(講演レポート)「不眠症の原因と睡眠薬の使い方」
■(講演レポート)「ストレスと精神生物学 −新しい診断法を目指して−」
■(講演レポート)眠りの仕組みからみた睡眠障害 −眠気とその対処法−
■「スマイルズ・アゲイン」北島クリニック院長・北島潤一郎様のコメント
■第10話「再会」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■(講演レポート)市民公開講座「うつ病の治療法を考える −当事者、家族が求めるもの」
■第9話「迷い道」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第8話「葛藤」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第7話「剥げた仮面」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第6話「狸のクシャミ」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第5話「診断書のトリック」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第4話「ピエロの涙」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第3話「拒絶」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第2話「親友の崩壊」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■第1話「サイテーな奴」〜うつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■ありそうでなかったうつ病ドラマ「スマイルズ・アゲイン」
■遺伝子で決まる? うつのなりやすさ
続きは → コーナー全記事リスト
|
■へぇ〜、うつ病ってこうやって過ごせばいいんだ 笑い満載! 元気が出るゴハンから最新医療まで、ニコニコ読める当サイトのメール会報。うつ病のメールマガジンでは読者数1位! あなたにも無料でお送りしましょうか?→ もっと詳しく&バックナンバー |
トラックバック絶賛受付中!
このエントリーのトラックバックURL:
http://server343.dyndns.org/mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/837